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京都府指定・登録文化財 12件新たに追加

京都府教委は8日、府文化財保護審議会の答申を受け、
府指定・登録文化財に上京区の相国寺の10棟(建造物)など
計12件を新たに決め、
府の文化財は計653件(指定382件、登録202件など)と
なりました。

相国寺は夢窓疎石を開山とする五山寺院。
慶長年間に建てられた法堂(はっとう)が重要文化財に指定されているが、
今回は同時期の勅使門と浴室ほか、
江戸後期の文化年間に再興された開山堂や方丈、
方丈勅使門、庫裏、鐘楼、経蔵、弁天社、
総門の主要伽藍(がらん)すべてが指定となった。

開山堂は京都御所にあった恭礼門院御殿の旧材を再利用した建物。
方丈は、他の五山では中世に移築されたり、
近代に建立されているが、近世に建立された唯一の事例として
注目されています。
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